長野市豊野大倉の井戸

　長野市豊野大倉は旧豊野町、飯山街道にある工業団地からの井戸掘りの依頼。周りに井戸は無いのと　近くを流れる千曲川との標高差は50ｍ以上ある。これを考えると千曲川の水系を狙うと60ｍ以上の掘削が必要かと考え、弊社のボーリングシステムでは無理があると思いました。現地を調査してみると西側の山間から小さな沢が同工業団地近くを流れていたので、この水系の地下水を狙ってみることにしました。
表土から2ｍ位から大量の山砂と礫が10ｍ位まで続きます。8ｍ付近の礫層は非常に硬くダイヤでの掘削になります。10ｍ付近で水脈に当たり13.5ｍまで掘削。きれいな沢の水がでます。自然水位は0.5ｍまで上がりもう少しで自噴するところでした。自然水位は高いのですが地下水の水量は少なく家庭用の井戸としてはぎりぎりのラインです。水質は保健所の検査結果を待たなくとは正確には判断できませんが、鉄分のないいい水です。水量が少ないので貯水タンクをつければ1日で6ｔ以上の水は確保できます。

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