井戸掘り仕組み

長野県中野市壁田の井戸の留意点

15/03//04
 中野市壁田地図
中野市壁田地区小牧橋の付近は西に千曲川 東に夜間瀬川の合流する扇状地が重なり合う地域。 千曲川の扇状地の影響を多く受ける場所は粘土層、夜間瀬川の影響を受ける地域は玉石が多く発生し掘削困難地域になる。
今回掘削したのは小牧橋の手前、小牧の信号機から東に100mの地点。地下25mまでは粘土層、25mから千曲川流域のグレイの砂層に当たる。 臭みのある水脈でこれよりさらに7mほど掘り進むと2,3mmの粗い砂層に当たる。 今回はトータル32m掘削して終了した。水量は豊富で融雪にも十分使える。
しかし水位は12mと低く深井戸ポンプでしか水は上がらない。よってケーシングも100Φ以上のものでないと  深井戸ポンプが使えない。150mmのクロスビットで掘削し100Φの塩ビ管でケーシングした。深井戸ポンプはかなり高価になるので  その点も考慮に入れ井戸を考える必要がある。また鉄分を多く含む水なので深井戸ポンプは定期的に清掃しないと  ポンプの羽根に鉄が付着して 著しくポンプの性能を落とす。深井戸ポンプの清掃は素人ではかなり難しい。自分でしようなどと考えないことだ。 高価なポンプがダメになる可能性が高い。 井戸清掃 ポンプの修理はぜひ当社にお任せください。